版画の準備が整いました!
僕が前から版画版画言ってるのは、エッチングという技法です。
エッチングと言うと馴染みのない方も多いかな?と思いますが
簡単に言うと
銅板や亜鉛版に溝をほって
インクをそこに刷り込み、濡らした紙をプレス機に通して印刷する
銅板も亜鉛版も直接ニードルでガリガリやって線を描くこともできます
あとは、グラウンドと呼ばれるアスファルトみたいなものを表面に塗ってニードルで削り取り、それを腐食液(酸性の液)に入れて化学反応で線を彫ることもできます。
この体に悪そうな液体が腐食液です笑
これは先日試し刷りした、製作中の絵です。
そして、粉々にした松ヤニを版の上で溶かして腐食させるとトーンを付けられます。これをアクアチントと呼びます。
まだ、松ヤニを溶かす設備がないので、今回は試しにラッカースプレー(その辺で売ってる塗装スプレーです)を使ってみました。昔、イタリアのルッカという街で、学生時代の先生の知り合いの工房に遊びに行った際にこのやり方を教えてもらったので試したら、ちゃんとできました!
まだ改善点は色々あるし、もっといろんな事を試したいですが
とりあえず、いい出だしだったかな!^ ^