トリケラタウン

トリケラタウン
今年度は、もう少しブログを活用できるように努めようと思います。
その一環として、今までただFacebook Pageにタイトルと画像だけをアップロードするだけだった新作についての解説といいますか、作者としての思いみたいなものを、少しブログでご紹介していけたらと思っています。読んでいただき、何か聞きたいこと、絵の感想等々なんでもお気軽にコメントくださいませ!!

第一弾として、先日出来上がったばかりのこの作品です。
タイトルは、”トリケラタウン”。

この作品は、大きめな横長な作品で約30cm x 65cmです。イタリア・フィレンツェにあるポンテ・ヴェッキオみたいに橋の上に立ち並ぶ建物を真似てアイデアが出来上がりました。

当初は、そのままに恐竜の橋にするつもりだったのですが、恐竜が動かないのがなんだか面白くないし、かわいそうな気がしたので、移動式の町として描くことにしました。
実際の橋とは全然違いますので、そこはポンテ・ヴェッキオ大好き!という方ごめんなさい。
絵描きの住む鉛筆の家やポットのカフェ、ボトル型のバー、電話の形の家、ブーツの形の靴屋さんすべて遊びで考えついたものばかりです。
実は、僕、ポンテ・ヴェッキオには、昔何度も行ったことがあります。
イタリア人の親友を訪ねて遊びに。
ただ、この橋は、いつもどんちゃん騒ぎをしてお酒を飲んだあとに渡っただけなので日中の雰囲気は本当のところはっきりとは覚えていません(笑)でも、楽しい雰囲気と活気はこの感じだったはずです!!

さて、町のお話をしましょう。
この街の中は吹き抜けの通路があります。
時計台の当たりのアーチから見えるのがそのメイン通りです。メイン通り以外ありませんが。自転車の少年がねずみくんと、”Buon giorno!”
道の脇にはベンチがありお茶を飲んだり、散歩の合間に休憩したりできます。ここは、読書の好きなクマさんのお気に入りの場所。朝ごはんを食べ終わるといつもここで本を読んでいます。
時計台の下では、デートの約束をした少年。約束よりも早く付いてしまい、時計が気になって仕方ありません。“まだ、時間にならないなぁ。”
そのお相手のピンクの服の女の子は、空をとぶプテラノドンの飛行機にに夢中でデートのことなんて忘れてしまっています。
ポット型の建物は、コーヒー一筋40年のブタじいさんのカフェ。
青い電話型と黄色い電話型の家は、二人共電話が好きなブタとウサギ。いつも電話で話してばかり。隣に住んでいるのに。
電話好きのぶたくんの家の上には、ボタンの形をした窓があります。リス君やトリさんの様な体の小さな子たちが住んでいます。
赤い鉛筆の家には、画家を夢見る少年がタコの絵を一生懸命描いています。赤い鉛筆しか持っていないので、赤いものしか描きません。
蔦がおしゃれな家には、カメラ好きのクマおじさん。シャッターチャンスを伺っています。
ブーツの家に住む、靴職人のブタ兄弟。真面目で働き者の兄は靴作り。チャランポランな弟は、紐に摑まって風にのってブランブラン。このごろ、ライオンさんがこの遊びを気に入り、毎日遊びに来ます。今日も朝から張り切って家を飛び出しました。
ボトル型のバーには、ヒゲじいさん。ワインが大好きで、朝からワインを飲んでいます。世界中の美味しワインを揃えてあります。でも、夜に行くと、飲み過ぎで、寝むくなって閉店していることもありますのでご注意!
青い屋根のオオカミ。見かけによらず歌が大好き。ラブソングを朝から煙突で熱唱しています。
この町の土台は、いつもトリケラトプスの気分で移動します。世界を旅する町。町全体が遊び場のようになっていて、口、足、尻尾で子どもたちは毎日遊び回っています。朝から晩まで笑い声の絶えない楽しい町です。

  • Shoko K

    なんて楽しい絵でしょう(*^^*)
    見てかわいい、綺麗なだけじゃなくて、ワクワク感を感じます。
    それと、描いている時の岡野さんのキラキラしたお顔も見えるようです(*^^*)

    • コメントありがとうございます!
      自分で描いていて楽しかったです!!
      それが伝わって楽しんでいただけて!!嬉しい限りです!!

  • Emiko Tanabe

    トモの絵は好きだけど、こうやってブログでストーリー(?)が付け加えられると、より一層愛着が湧くというか、絵を見るのがもっと楽しくなるねー。イタリアにも行ってみたくなったし、イタリアに行ったらこの橋を見てみるわ!